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| 「阿弥陀堂だより」南木佳士 |
まず、この方について知って欲しいと思います。 著者は、医師として働いていて、小説家になりました。 また、医師であるのですが、鬱病になってしまいました。 著者の作品をいくつか読むとこれらのことが分かります。 私はこれらのことは、その後読んでいく作品やエッセイで知りましたので、この作品を読むときは先入観なく読め、鬱病経験者である私を少し楽にしてもらいました。
ストーリーは、作家としての行き詰まりを感じていた孝夫。医者である妻が心の病を得たのを機に、故郷へ帰ることになる。山里の村では、村人の霊を祀る「阿弥陀堂」に暮らす老婆、難病とたたかいながら明るく生きる娘。そして、その娘が阿弥陀堂だよりを作成しているのだが。
この何という表現の仕様のない暖かさ、人のぬくもり、そして正確に時を進むことのありがたさが伝わってきて、それがすばらしい。 映画化にもなったようですが、それは見ていませんが、そこのところをうまく表現していたのなら、きっと映画もすばらしいと思います。
地味かもしれませんが、一読の価値はあります。
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